2024年のEV市場は、伸び率が鈍化する一方、世界販売台数は1700万台を突破し、史上最高を記録した。2025年も20%増と堅調な成長が予測されるが、米国市場は次期政権次第だ。 by James Temple 2025.01.07 ...
消化器専門医のニヒル・パイ准教授は、腸の細菌感染症の治療に役立てるために、カナダ初の小児糞便バンクを設立した。同バンクの運営と並行して経口「クラプセル」を開発しており、いずれは細菌感染症治療に利用したいと考えだ。 by Simon Spichak ...
トロントを拠点に活動するフリーランスの科学、健康、テック系ジャーナリスト。
気候変動に対する危機感の高まり、気候変動が人類に壊滅的な影響を及ぼす可能性への懸念が、さまざまな形で人類の対応を加速させている。例えば、公共政策の厳格化または緩和、クリーン・テクノロジーへの投資促進、そして企業に対してより意義のある排出量削減対策を求 ...
糖尿病治療薬として開発されたGLP-1受容体作動薬が、減量薬として米国で人気になっている。米国の処方箋の5.4%を占めるまでに急成長。処方増加に伴い患者データの分析が進み、アルツハイマーやアルコール依存症の治療でも効果が期待されるようになった。
人型ロボットの開発が膨大な資金を集め、バブルの様相を呈している。「人型」という見た目によって有用さを過剰に演出し、実際の能力とのギャップが懸念される中、新興企業のプロスパー・ロボティクス(Prosper ...
世界の予防接種プログラムが50周年を迎えた。乳幼児死亡率を40%低下させ、1.5億人以上の命を救ってきた小児ワクチン接種は、現代の公衆衛生における最大の成功例の一つと言える。 by Jessica Hamzelou 2024.12.26 ...
史上最大のデジタルカメラで3日ごとに数十億個の新しい天体を記録し、夜空全体の新たな地図を作成する望遠鏡の運用が間もなく始まる。ルービン天文台での観測により、数々の宇宙の謎が解き明かされることが期待されている。 by Adam Mann 2025.01 ...
船舶から発信される位置情報データは、海上交通を監視して海底インターネット・ケーブルの損傷を回避したり、クジラの衝突を特定したり、水中騒音の足跡を調査したりするのにも役立っている。公開されているデータを1年分集めて地図化してみると、美しいパターンが浮か ...
2024年、目覚ましい進化を遂げたAI技術。しかし、低品質コンテンツの氾濫、フェイク画像の拡散、チャットボットの誤情報提供など、新技術の限界も次々と露呈した。進化と課題が浮き彫りになった1年を、代表的な7つの失敗事例から振り返ってみよう。
2024年の世界の温室効果ガス排出量は過去最高を記録し、さらに、観測史上最も暖かい年になる見込みだ。だが、英国で最後の石炭火力発電所の閉鎖や、電気自動車や送電網に使えるバッテリー価格の下落など明るい話題もあった。 by Casey Crownhart ...
深刻な小麦の病害を早期に発見・予測するプロジェクトが進んでいる。ゲイツ財団が支援するこの国際プロジェクトには世界各地の23の組織が参加し、AIや遺伝子解析、気象予測を組み合わせ、将来起こり得るアウトブレイクを事前に政府や農家に知らせるシステムの構築を ...